2019年3月11日月曜日

HDに関するネット上の間違い

最近流行りのキュレーションサイト。
しかし内容が無かったり嘘が多いのが困り物。
HDTVで調べていたらこんなにも嘘が多いのかと辟易した。
WIKIを調べないのか、読んでも理解できないのか悲しいサイトが多い。
そこで正しい用語と情報を記述しておこうと考えてこれを書いている。

HDはHigh Definitionの略で高精細度TVの意味を省略している用語。
ここでハイビジョンと言う言葉や2Kなども用いられる。
まず日本のTV放送においてHDとフルHDの規格が存在する。
単にHDと言うと双方を含むようだが、厳密に定義すると
 HDは1440x1080の画素数の放送を意味する。
そしてフルHD(FHD)は1920x1080の画素数の放送を意味する。
このFHDの画素数が2000に近いので2K放送、2KTVなどの2Kを意味している。
Kはキロ、1000倍の意味の係数だから。

そして日本の民放大手は1440x1080もHD、ハイビジョンと呼称することに決めたのだ。
なので混乱が生じているが、かつて販売されていたプラズマTVなどでは
 この1.4Kの画素数のTVも存在していたのだ。
ちなみに民放大手で2Kで放送している地上波、BS放送局は存在しない。
かつてはBSでは2Kで放送していたが4K,8K放送のために周波数帯域を
 明け渡して1.4Kに劣化させたのだ。
今は地方局のKBS京都、サンテレビ、三重テレビ、あいテレビで2K放送が
 実現されているが、ここ以外で2K放送している地上波放送局はない。
地上波TVが4Kの番組を放送することは費用的にも周波数帯域的にも無いと思う。
地方局は番組制作が殆ど無いので2K放送が可能だと思う。
同様にBS放送で2K放送はBSプレミア、Wowow、BS11だけである。
HDとハイビジョン、FHDとフルハイビジョンは同義語のようである。

もう既に4K,8K放送に向けて舵は切られている。

そしてUHD(ウルトラHD)という名称がある。
これは4K,8K放送のことでスーパーハイビジョンは8K放送を意味するらしい。
この辺りの単語の統一も何処かで決めて欲しいものだ。

2019年3月5日火曜日

BS放送が4K,8K放送で皺寄せ、1.4K放送に劣化

BSの放送局は2K放送を辞めて1.4Kに圧縮放送を始めたらしい。
4K,8K放送のために各局でチャンネルの帯域を空けたらしい。
その結果2K放送はBSプレミア、Wowow、BS11だけになったらしい。
結果として、それ以外は地上波と変わらなくなってしまった。

これはもうBS11に頑張ってもらうしかない。
正直なところ50インチでは2Kで十分、4K放送されても殆ど分からない。
TVショッピングでも苦しい説明をしているのが分かる。
8KTVって販売しているの?1社だけだよね。
それに録画禁止になる可能性もある。

この国のTVは何を目指しているのだろうか、分からない。