LED電球が5年程度で壊れているらしい。
屋内共用部分の照明を交換する電気屋さんから聞いて調べたらネットでも報告多数だった。
実は交流では発光しないLED、LED照明は整流回路を内蔵している。
その部分の電解コンデンサーが熱で壊れたりするらしい。
口金の部分に整流回路が組み込まれているがスペースに余裕があるとは思えない。
熱や水分に弱いLED、風呂場の密閉された傘の中では熱が籠もるので環境は劣悪。
P,T,I社は5年保証を始めたことでも明らかでLED本来の10年使用は難しそう。
一応40,000時間発光できるなら、1日10時間の使用で年間3650時間、10年で36,500時間。
発光部分は大丈夫なだけに電解コンデンサーを交換できる作りなら延命も可能なのだが。
少なくとも、長時間使用する場合は短命になりそう。
100円均一では海外製の電球も未だ販売しているので、混在が正しいのかもしれない。
なので100円均一の300円、400円のLED電球しか経済的に使用できないのが現状かもしれない。
ただ気になるのは電解コンデンサーの使用を辞める気はないのだろうか?
PCのマザーボードはCPU周辺の電解コンデンサーの使用を辞めて久しい。
固定コンデンサーに変更しているボードが多い。
放熱を考えて空気穴を開けるとか、電解コンデンサーの使用を辞めれば
もう少しは延命できると思う。
メーカー的には5年で壊れる、買い換えるのが望ましいのだろうが…。
口金部分には100V交流を3.6V直流に変圧するのも無理があるとも言えるかもしれない。
そう言えばTL社の初期LED電球は、この放熱問題に対処していたようで、
整流回路部をアルミの放熱板で覆っていた製品があった。
高価なので売れなくて今では製造していないが、あれが正解なのだろう。
今後は整流回路だけを販売するのも正しいかもしれない。
ちなみに大手メーカーは連絡すれば無償交換してくれる場合があるとか。
レシートも関係なく型番で製造ロットが分かるので、5年以内なら無償交換してくれる場合もあるらしい。
この対応からも、メーカーも失敗した感を感じる。
まあ製造ラインは既にLED一本に転換しているので仕方ないとも言える。
10年使えるのCMは無謀だったと反省せざるを得ないのでは?
LED照明に買い替えさせた政策は失敗かもしれない。
室内照明、シーリングライトも同じ問題を抱えている。
4,000円で5年は正直高すぎると思う、3万以上の品だと泣くに泣けない。
電気代が半分になっても問題だが、日焼けが生じないのは唯一嬉しい。
サイズ的には電球のようなスペース的な制約が無いだけに放熱設計が可能なはずだが、
5年で壊れたとの報告もある。
ちなみに室内の蛍光灯照明の電解コンデンサを交換したことがあるが、15年程度は
使用できたので電解コンデンサの使用が悪いとは言えないかも。
国内では電球ソケットの蛍光灯も製造を辞めたが、こちらのほうが長寿命かもしれない。
今一度、再販すれば儲かるかもしれない。
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