2016年8月19日金曜日

LC-50W30を使ってみて

解像度は2Kで十分と考えて人生初のシャープ製品、液晶TV、LC-50W30を購入した。
一応はPCモニターでも大画面サイズを探したが30インチ台のサイズしかなかった。
基本的にはレコーダー、AVアンプを持っているのでTVチューナーや
 スピーカー、アンプなどは必要ない。
かつてブラウン管の頃にS○NYではモニターを販売していた。
チューナーを付け加えることも出来るシリーズが存在した。
TVもオプションでユーザーが機能を選べれば便利だと思う。

まず気になるのは脚部の低さと無駄に広がって中貫の形状だ。
上から見ると台形の脚部だが、頂点にゴム足が配置されていない。
以前のプラズマTVと比べると脚部が広がっているので物が置けなくなった。
真ん中が空いているが、そこに何かを置けるわけでもない。
サラウンド用のフロントスピーカーを置けなくなった。
背が低いので画面を一部隠してしまうから。

画質は標準では黒が弱いというか、明るいシーンでは白い霧が
 かかったような画面になる場合がある。
画質をダイナミックに変える設定を利用したほうが良さそうだ。
しかし背面のスイッチで待機電源もオフすると設定は忘れられて
 標準に戻ってしまうのが悲しい。
アニメやPC映像には向いているが、ドラマなどの実写は少し気になる映像かもしれない。
プラズマに比べると平面的な奥行きの感じられない映像にも思える。
視野角は180度近くはあるのだが、端から反対側の文字を斜めに読むのは辛い。
これもプラズマには劣っていると思われる。
部屋の明るさに応じて画面を暗くする機能は 敏感すぎて使えない。
映画館とは言わないまでも、少し暗い部屋で見たいので、どんどん暗くなるのは困りもの。
もっと単純で2段階に切り替わる程度で良いのにと思う。

出力は光デジタル音声信号だけで、これをAVアンプに接続している。
しかし本体のスピーカーも鳴っている、オフするモードもなく
 音量を0に設定するか、ヘッドフォン出力にダミープラグを刺して音声出力を
 オフにするしかなさそう。
このヘッドフォン端子がB-CASカードの横にあって分かりにくい。

この光デジタル信号は表示する機器とHDMI接続されていれば切り替わる。
常にTVチューナーの音声を出力しているわけではなかった。
HDMIで機器を接続してTVで画面と音声が切り替わるので便利に思えるが
 AVアンプは切り替えのボタンが個別に準備されているので便利。
このTVのリモコンは小さくてボタンが少なくて不便。
入力切替メニューを起動して入力を探して決定すると3アクションは面倒すぎる。

最近のTVは本体下部にスピーカーが付いているが下向きに配置されている。
4つのスピーカーを配置しているが脚部が低いのでラックとの隙間は
 5cm程度なので、良い音が聞こえるとは思えない。
AVアンプに光信号で接続すると音は悪くない。
このスピーカーでサラウンドを擬似的に鳴らすことができるが、無理がある。

ただ、このスピーカーが出っ張っているので、各種ケーブルが本体に対して
 90度で挿せる。
壁掛けを意識すれば各種ケーブルは上か横向きに刺して
 背面への出っ張りを防がなければいけない。
HDMI入力の上にUSBポートが配置されているのはいただけない。
録画用のHDDを挿そうとするとケーブルが短くて足りない。
最近のケースのケーブルは短いので延長せざるを得なかった。
親切設計ならば一番下にUSBポートを配置して欲しかった。

DTCP-IPに対応しているので録画した番組は同じネット上でDTCP-IPに対応した
 レコーダーにコピーが可能で、DIGAへのコピーは無事に完了したが遅かった。
DIGAでDR画質を3倍に圧縮も可能だった。
でもこれが必要なのかは微妙な機能だ。
TVとレコーダーを複数持つ家庭なら便利なのかもしれない。
でもDTCP-IP対応プレーヤーを準備するほうが良いような気もする。
私は基本的にTVにはモニター以外の機能は求めていないせいもあるかもしれない。

案外と便利なのが、無操作、無信号電源OFF機能。
これで寝落ちしても電源が切断されている。
ただPCを接続して作業していてもTVの操作は無いと判断されるのが辛い。

この機種は倍速液晶を搭載していない、今のところ残像は気にならない。
激しく動くスポーツを視聴すれば気になるのだろうか?

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