2017年8月7日月曜日

各電球の違い

電球を蛍光灯、LEDと交換する場合にユーザーは気にすることがないが
 機器としては金口周辺が異なっていることが分かる。
電球自体は直流で光るが交流でも大丈夫。
なぜなら極性に関係なく光るから。
周波数、60,50Hzの回数を1秒間で点滅しているが直ぐに消えるわけでもなく
 人間はあまり気にならない。

蛍光灯は放電現象を利用しているので安定器が付属している。
 放電で電流の増加を抑えているらしい。
 この放電も交流で極性が代わっても大丈夫。
 LED照明に変更する場合はこの安定器をバイパスする必要がある。

LEDは直流しか発光しない、電球と違って極性が変わると発光しない。
 それで整流器が付属している。
この整流器の出来如何ではチラツキが見える商品もあるらしい。
 具体的にはダイオードでマイナス部をカットしてインバーターでそれを
 反転させて、それを足してコンデンサーで急激な変化を鈍らせている。
 この平滑回路部分が適当な安い商品も存在するらしい。
これに対する法の整備が追いついていないので交換したら、チラツキで
 体調不良を訴えている人もいるとか。
2012年PSE法で規定されたようだ。

上記より、電球を蛍光灯やLEDに交換すると、蛍光灯電球には安定器、
 LED電球には整流器が組み込まれているので交換だけで点灯する。
これに反して蛍光灯をLED電球に変更する場合は、照明器具に装備されている
 安定器をバイパスする必要がある。
整流器はLED蛍光灯に組み込まれている。

蛍光灯をLED照明に変更するメリットは金額的にはあまりないと思う。
ただし日焼けの対策には有効。
蛍光灯は紫外線を大量に放出する。
なので本などの紙が日焼けする、赤や黄色の色素が薄くなる。
それを防ぐにはLED照明が有効。

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