2020年7月30日木曜日

CPUクーラーと熱伝導率

CPUクーラーを選ぶ際に良く目にする熱伝導率。
これは単位面積当たりの1秒間に移動する熱量のこと。
つまり熱伝導率が高い物質は早く熱が伝わる。
そこで気になるのがグリス、ある雑誌のサイトで実験をしたらしい。
それはグリスがない時に身近にある素材、マヨネーズや軟膏などを使ったらどうなるか?
嘘のような実験だった。
結果としてはマヨネーズや軟膏はCPUグリスと遜色がなかったらしい。
ただ導電性や金属の腐食は考慮しない、応急措置としての実験らしい。

何が言いたいかと言うとグリスの熱伝導率などあまり関係ないということ。
PCを長時間使用するなら発熱はCPUクーラーに十分伝わる。
例えば起動して1分しか使用しないのであれば重要かもしれない。
でも朝、出社して起動、夜の退社時にシャットダウンするなら関係ないのである。
1時間も動かしておけば熱は十分伝わるのである。
高級なグリスだから良い、悪いの判断に熱伝導率は関係ない。
そんな実験をしたYoutuberも存在する。
重要なことはCPUと点ではなく面で接するクーラーであること。
接する面積が大きいこと、つまりはCPUと接する部分が平坦で滑らかであること。
隙間ができるのは仕方ないが、そこをグリスが密着して空気を含まないことである。

同様に銅やアルミの素材に拘るのも意味がない。
全てが銅のCPUクーラーもあるが無駄に重いだけ。
CPUクーラーのフィンは表面積こそ意味がある。
当然枚数が多くても風が通りにくければ冷えない。
かと言って枚数が少ないと表面積は減少する。
単純にそれと冷やすための風量が十分であるかが重要である。

なので冷える冷えないはCPUに密着してグリスが塗れているか?
ファンの風量は十分であるか?
その送風する風の温度は低いか?
フィンの表面積は十分か?
それらを考えれば最適なCPUクーラーが購入できると思う。

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